生命保険(全150問中73問目)

No.73

個人年金保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
2018年9月試験 問11
  1. 一時払変額個人年金保険は、特別勘定の運用実績に基づいて将来受け取る年金額等が変動するが、死亡給付金については基本保険金額が最低保証されている。
  2. 保証期間のない有期年金では、年金受取開始後、契約時に定めた年金受取期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、被保険者の相続人が残りの年金受取期間分の年金現価を一時金で受け取ることができる。
  3. 確定年金では、年金受取開始日前に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、死亡給付金受取人が契約時に定められた年金受取総額を死亡給付金として受け取ることができる。
  4. 終身年金では、被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢など契約内容が同一の場合、保険料は男性の方が女性よりも高くなる。

正解 1

問題難易度
肢161.6%
肢29.4%
肢315.1%
肢413.9%

解説

  1. [適切]。一時払変額個人年金保険は、保険金や解約返戻金が運用実績により変動しますが、死亡保険金は最低金額が保証されています。
  2. 不適切。有期年金は、あらかじめ定めた年金受け取り期間中に被保険者が生存している場合に限り年金が支払われます。
  3. 不適切。確定年金で年金受取開始前に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、既払済保険料を基準にして契約時に定められた金額が死亡給付金受取人に支払われます。年金受取総額を受け取れるわけではありません。
  4. 不適切。終身年金では被保険者が同年齢で、基本年金額や保険料払込期間、年金受取開始年齢など契約内容が同一の場合には、支払保険料は女性の方が高くなります。女性の方が平均余命が長いので、年金支払総額の平均が男性よりも多くなるからです。
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したがって適切な記述は[1]です。