FP2級過去問題 2024年1月学科試験 問17

問17

傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
  1. 普通傷害保険では、海外旅行中に転倒したことによるケガは補償の対象とならない。
  2. 家族傷害保険では、保険期間中に誕生した契約者(=被保険者本人)の子は被保険者となる。
  3. 海外旅行傷害保険では、海外旅行中に罹患したウイルス性食中毒は補償の対象となる。
  4. 国内旅行傷害保険では、国内旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象とならない。

正解 1

問題難易度
肢164.7%
肢25.7%
肢35.3%
肢424.3%

解説

  1. [不適切]。普通傷害保険は、国内外を問わず、家庭内、職場内、旅行中など日常生活で起こる事故による傷害に対して補償されるため、海外旅行中の事故によるケガも補償対象になります。
  2. 適切。家族傷害保険において補償の対象となる被保険者の範囲は、契約時の関係ではなく、事故発生時における関係で判定されます。このため、保険期間中に生まれた子も、保険会社に対する通知や追加保険料なしで自動的に被保険者となります。
  3. 適切。海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険では、旅行中に罹患したウイルス性食中毒も補償の対象となります。
  4. 適切。国内旅行傷害保険では、住居を出発してから帰宅するまでに被ったケガ等を補償対象としますが、旅行中に発生した地震・噴火・津波によるケガは補償の対象となりません。
したがって不適切な記述は[1]です。
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