公的年金 (全54問中11問目)

No.11

老齢厚生年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
出典:2017年9月試験 問6
  1. 65歳からの老齢厚生年金が支給されるためには、老齢基礎年金の受給資格期間を満たし、厚生年金保険の被保険者期間が1カ月以上あることが必要である。
  2. 老齢厚生年金に加給年金額が加算されるためには、老齢厚生年金の受給権者本人の厚生年金保険の被保険者期間が原則として20年以上あることが必要である。
  3. 老齢厚生年金の繰下げ支給を申し出る場合、老齢基礎年金の繰下げ支給と同時に申し出なければならない。
  4. 老齢厚生年金の繰下げ支給による年金の増額率は、繰り下げた月数に0.7%を乗じて得た率で、最大42%となる。

正解 3

解説

  1. 適切。老齢厚生年金の受給要件は、①65歳以上であること、②老齢基礎年金の受給資格期間を満たすこと、③厚生年金保険の被保険者期間が1カ月以上あることです。
  2. 適切。加給年金額は、厚生年金保険の被保険者期間が20年以上ある人が、65歳到達時点(または定額部分支給開始年齢に到達した時点)で、その方に生計を維持されている下記の配偶者または子がいるときに加算されます。
  3. [不適切]。老齢厚生年金の繰下げ支給の申し出は、老齢基礎年金の繰下げ支給と同時に行う必要はなく、いずれかのみを繰下げることが可能です。これに対して繰上げ支給の場合は、老齢厚生年金と同時に老齢基礎年金についても申し出なければなりません。よって記述は不適切です。
  4. 適切。繰下げ支給による増額率は「繰下げ月数×0.7%」であり、繰下げ月数の上限は60月(70歳までの5年)ですので、60月×0.7%=42%が最大の増額率になります。
したがって不適切な記述は[3]です。