公的年金 (全54問中14問目)

No.14

国民年金の給付に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
出典:2017年5月試験 問5
  1. 65歳到達時に老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている者が、68歳到達日に老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をした場合の老齢基礎年金の増額率は、18.0%となる。
  2. 障害基礎年金の加算額の対象者は、障害基礎年金の受給権者によって生計を維持しているその者の65歳未満の配偶者である。
  3. 遺族基礎年金を受給することができる遺族は、国民年金の被保険者等の死亡の当時、その者によって生計を維持し、かつ、所定の要件を満たす「子のある配偶者」または「子」である。
  4. 国民年金の第1号被保険者としての保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が25年以上ある夫の死亡の当時、夫によって生計を維持し、夫との婚姻関係が5年以上継続した60歳の妻には、寡婦年金の受給権が発生する。

正解 3

解説

  1. 不適切。老齢基礎年金の繰下げ支給は、月数に応じ1ヶ月あたり0.7%増額されるため68歳到達日に繰下げ支給の申出をした場合の増額率は、25.2%(=0.7%×36ヶ月)となります。なお、繰上げ支給の減額率は、1ヶ月あたり0.5%減額されます。
  2. 不適切。障害基礎年金の加算額の対象者は、生計を維持されている子になります。また、平成30年度現在その加算額は子1人につき2人までは224,500円、3人目からは74,800円となります。65歳未満の配偶者が加算の対象となるのは、障害厚生年金になります。
  3. [適切]。遺族基礎年金を受給できる支給対象者は、その者によって生計を維持し、かつ、所定の要件を満たす「子のある配偶者」または「子」が対象になります。
    なお子は以下の条件を満たす者にかぎります。
    • 18歳到達年度の末日を経過していない者
    • 20歳未満で障害年金の障害等級が1級または2級の者
  4. 不適切。寡婦年金の主な受給要件は以下の通りになります。
    • 第1号被保険者としての保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が25年以上ある夫の死亡
    • 夫によって生計を維持されている
    • 夫との婚姻関係が10年以上継続していたこと
    上記の要件を全て満たす場合、妻に対し60歳から65歳までの間、支給されます。

    (注)保険料納付済期間は、2017年9月より25年から10年に短縮されています
したがって適切な記述は[3]です。