公的年金 (全54問中25問目)

No.25

公的年金の遺族給付に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
出典:2016年5月試験 問7
  1. 遺族基礎年金を受給することができる遺族は、国民年金の被保険者または被保険者であった者の死亡の当時、その者によって生計を維持していた者で、かつ、所定の要件を満たす「子のある配偶者」または「子」である。
  2. 国民年金の被保険者の死亡により、死亡一時金の支給を受けることができる者が、寡婦年金の支給も受けることができる場合は、その者の選択によりその一方のみが支給される。
  3. 遺族厚生年金の額は、原則として、死亡した者の厚生年金保険の被保険者記録を基に計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の3分の2相当額である。
  4. 厚生年金保険の被保険者である夫の死亡により、子のない40歳の妻が遺族厚生年金の受給権を取得した場合、遺族厚生年金には中高齢寡婦加算額が加算される。

正解 3

解説

  1. 適切。遺族基礎年金の受給対象者は、被保険者と生計維持関係にあった「子のある配偶者」または「子」に限られます。この制度において「子」とは次の者に限ります。
    • 18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子
    • 20歳未満で障害年金の障害等級1級または2級の子
  2. 適切。死亡一時金と寡婦年金はどちらか片方しか受給できません。
  3. [不適切]。遺族厚生年金の額は、老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3相当額です。
  4. 適切。中高齢寡婦加算は、夫の死亡時に遺族基礎年金が支給されない、子(上記の遺族基礎年金と同じ定義)のいない妻に対する遺族厚生年金の加算給付制度です。40歳以上で子のいない妻が受ける遺族厚生年金には、40歳から65歳になるまでの間、中高齢の寡婦加算(定額)が加算されます。
したがって不適切な記述は[3]です。