公的年金 (全54問中44問目)

No.44

特別支給の老齢厚生年金および老齢厚生年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
出典:2014年1月試験 問5
  1. 特別支給の老齢厚生年金が支給されるためには、老齢厚生年金の受給資格期間を満たし、厚生年金保険の被保険者期間が1年以上あることなどの要件を満たす必要がある。
  2. 厚生年金保険の被保険者に支給される特別支給の老齢厚生年金は、当該被保険者の総報酬月額相当額と基本月額との合計額が28万円を超える場合、在職老齢年金の仕組みにより年金額の全部または一部が支給停止となる。
  3. 老齢厚生年金は受給権が発生すると自動的に支給されるものではなく、支給を受けるための請求手続きを行う必要がある。
  4. 老齢厚生年金は、老齢基礎年金とは異なり、その支給開始を繰り下げて受給することはできない。

正解 4

解説

  1. 適切。特別支給の老齢厚生年金は、受給するには老齢厚生年金の受給資格期間を満たし、かつ、厚生年金保険の被保険者期間が1年以上あることが要件になります。また、生年月日によって支給開始年齢が異なりますが、ある一定の生年月日以降に生まれた人には支給されません。
  2. 適切。特別支給の老齢厚生年金を受給する人(60歳から64歳の人)が、総報酬月額相当額と基本月額との合計額が28万円を超える場合、在職老齢年金の仕組みにより年金額の全部または一部が支給停止になります。
  3. 適切。老齢厚生年金は要件を満たし受給権が発生しても、自動的に支給されるものではありません。受給できる年齢に達したら年金の請求手続きを行う必要があります。
  4. [不適切]。老齢厚生年金も繰下げ請求ができます。なお、老齢厚生年金の繰下げ支給は、繰上げをする場合と異なり老齢基礎年金と同時に行う必要がないので、いずれかのみを繰り下げることが可能です。よって記述は不適切です。
したがって不適切な記述は[4]です。