損害保険(全100問中47問目)

No.47

住宅用建物および家財を保険の対象とする火災保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
2018年9月試験 問15
  1. 家財を保険の対象として契約した場合、自宅で飼っている犬や猫などのペットも補償の対象となる。
  2. 家財を保険の対象として契約した場合、同一敷地内の車庫にある自動車が火災により被った損害は補償の対象となる。
  3. 住宅用建物を保険の対象として契約した場合、急激な気象変化により生じた竜巻による損害は補償の対象となる。
  4. 住宅用建物を保険の対象として契約した場合、時間の経過によりその建物の壁に発生したカビによる損害は補償の対象となる。

正解 3

問題難易度
肢15.9%
肢28.9%
肢378.3%
肢46.9%

解説

  1. 不適切。ペット・動物については自動車や植物と同様に、補償の対象外になります。
    家財を保険の対象として契約した場合、価額が20万円の絵画は補償の対象となる。2013.5-15-1
    家財を保険の対象として契約した場合、住宅敷地内に置いてある自動車は補償の対象となる。2013.5-15-2
  2. 不適切。自動車の損害は補償の対象にはなりません。自動車の損害は自動車保険でカバーする必要があります。
  3. [適切]。火災保険では、火災、落雷、爆発、風災・ひょう災・雪災、自然災害などに基因する損害が保険金の支払対象になります。竜巻による損害は風災になるので補償の対象になります。
  4. 不適切。補償の対象は「急激かつ偶然な外来の事故によるもの」になり、経年劣化によるものは補償の対象外になります。
したがって適切な記述は[3]です。