リスク管理と保険(全44問中22問目)

No.22

損害保険を活用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2017年5月試験 問20
  1. 地震を原因として自宅が倒壊する場合に備えて、地震保険が付帯された火災保険を契約した。
  2. 国内旅行中の食事が原因で細菌性食中毒を発症する場合に備えて、国内旅行傷害保険を契約した。
  3. 飼い犬が他人にかみついてケガを負わせて法律上の賠償責任を負担する場合に備えて、個人賠償責任補償特約が付帯された家族傷害保険を契約した。
  4. 勤務している会社を定年退職して再就職後の収入が減少する場合に備えて、所得補償保険を契約した。

正解 4

問題難易度
肢13.3%
肢212.6%
肢39.8%
肢474.3%

解説

  1. 適切。火災保険は、地震を原因とする火災・倒壊などは対象になりませんので、これらの損害を補償するためには地震保険を付帯した火災保険を契約しなければなりません。
    自宅建物が噴火により損害を被った場合に備えて、地震保険を付帯した火災保険に加入した。2015.9-19-2
  2. 適切。国内旅行傷害保険では、国内旅行中の食事が原因で細菌性食中毒を発症した場合も補償対象となります。
    国内旅行中の食事が原因で細菌性食中毒を発症するリスクに備えて、国内旅行傷害保険を契約した。2023.5-20-1
    国内旅行中の食事が原因で細菌性食中毒を発症するリスクに備えて、国内旅行傷害保険を契約した。2019.5-19-2
    国内旅行中の飲食による細菌性食中毒で入院や通院をするリスクに備え、国内旅行傷害保険を契約した。2018.5-19-2
  3. 適切。個人賠償責任補償特約は、日常生活に基因する偶然な事故により法律上の損害賠償責任に対して補償を受けられます。飼い犬が他人にケガを負わせて法律上の賠償責任を負担する場合も補償対象となります。なお、家族傷害保険は、家族も一緒に補償する傷害保険で、補償対象の家族には、本人、配偶者、生計を一にする同居の親族及び別居の未婚の子が含まれます。
  4. [不適切]。所得補償保険は、病気やケガが原因で就業不能状態になったときにその期間の所得を補償する保険のため、就業可能な状態での退職などによる収入減少に備える場合などは支払い対象外になります。
したがって不適切な記述は[4]です。