金融商品と税金 (全20問中12問目)

No.12

NISA(少額投資非課税制度)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本問においては、NISAにより投資収益が非課税となる口座をNISA口座という。
出典:2015年9月試験 問29
  1. NISA口座を通じて上場株式を購入した場合、その譲渡益が非課税となるのは最長で3年間であり、3年を超えて非課税扱いとすることはできない。
  2. NISA口座を通じて購入した上場株式を売却することにより生じた損失は、特定口座や一般口座で保有する他の上場株式の配当金等や譲渡益と通算することができる。
  3. NISA口座を通じて購入した上場株式を売却することにより生じた損失は、確定申告することにより翌年以降に繰り越すことができる。
  4. 平成27年中にNISA口座を通じて70万円で上場株式を購入した場合、非課税枠の未使用分30万円は翌年以降に繰り越すことができない。

正解 4

解説

  1. 不適切。NISA口座を通じて上場株式を購入した場合、その譲渡益が非課税となるのは最長5年間です。なお、期間終了後に新たな非課税枠に移行可能です。
  2. 不適切。NISA口座を通じて購入した上場株式を売却することにより生じた損失は、他の上場株式の配当金等や譲渡益と損益通算することはできません。NISA口座では、配当金や譲渡益が非課税になる一方で、生じた損失はなかったものとされ、翌年以降繰り越すことはできません。
  3. 不適切。上場株式等の損失は、確定申告することで翌年以降3年間、上場株式等の譲渡所得から繰越控除することができますが、NISA口座を通じて購入した上場株式等の損失はなかったものとされ、翌年以降に繰り越すことはできません。
  4. [適切]。NISA口座の非課税投資額は、上限が年間100万円、5年間の適用で最大500万円となりますが、非課税枠の未使用分を翌年以降繰り越すことはできません。
    ※平成28年からは年間120万円が非課税枠の上限になっています。本解説は試験実施時の法令をもとに説明しているのご注意ください。
したがって適切な記述は[4]です。