金融資産運用の最新動向(全7問中6問目)

No.6

米国の金融・経済に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
2017年5月試験 問30
  1. 米国の金融政策において、連邦公開市場委員会(FOMC)がフェデラル・ファンド(FF)レートの誘導目標を変更することなどにより金融調整が行われている。
  2. 米国財務省が発表している米国債国別保有残高によれば、2016年12月現在、保有残高第1位の国は日本であり、第2位はドイツである。
  3. ナスダック総合指数は、ニューヨーク証券取引所に上場している全銘柄を対象とする修正平均型の株価指数である。
  4. S&P500種株価指数は、ニューヨーク証券取引所に上場している銘柄のうち、代表的な500銘柄を対象とする修正平均型の株価指数である。

正解 1

問題難易度
肢127.1%
肢211.0%
肢317.5%
肢444.4%

解説

  1. [適切]。連邦公開市場委員会(FOMC)は金融政策の最高意思決定機関であり、中央銀行である連邦準備銀行に無利息で預け入れる準備金制度「フェデラル・ファンドレート」の誘導目標を変更することで金融調整を行っています。
  2. 不適切。2016年12月現在、米国債国別保有残高第1位の国は日本で、第2位は中国になっています。
  3. 不適切。ナスダック総合指数は、米国の新興企業向け株式市場であるNASDAQに上場している全銘柄を対象に、時価総額を加重平均して算出した指数です。
  4. 不適切。S&P500種株価指数は、ニューヨーク証券取引所に上場している代表的な500銘柄の株価を時価総額比率で加重平均し指数化したものです。
したがって適切な記述は[1]です。