投資信託(全39問中13問目)

No.13

上場投資信託(ETF)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2019年9月試験 問23
  1. ETFは、証券取引所の立会時間中、成行注文や指値注文による売買が可能である。
  2. 証券取引所を通じて行うETFの取引では、信用取引を行うことはできない。
  3. ETFの分配金を受け取るためには、ETFの決算日(権利確定日)において所有者になっている必要がある。
  4. ETFには、日経平均株価やTOPIXなどの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動するレバレッジ型や、当該指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出される指数に連動するインバース型がある。

正解 2

問題難易度
肢15.7%
肢273.5%
肢37.4%
肢413.4%

解説

  1. 適切。ETFは、普通株式と同様に指値注文・成行注文もできます。
    ETFを証券取引所の立会時間中に売買する場合、成行注文はできるが、指値注文はできない。2021.5-23-1
  2. [不適切]。ETFは、普通株式と同様に信用取引の対象となっています。
    証券取引所を通じて行うETFの取引では、成行注文や指値注文を行うことはできるが、信用取引を行うことはできない。2021.3-22-1
    証券取引所を通じて行うETFの売買取引では、現物取引のほか、信用取引も行うことができる。2020.9-23-3
    証券取引所を通じて行うETFの取引では、成行注文や指値注文はできるが、信用取引を行うことはできない。2018.5-22-2
  3. 適切。ETFの分配金を受け取るには、株式と同様にETFの決算日(権利確定日、分配金支払基準日)に所有者であることが必要です。ETFの受渡しも株式と同じく売買日から起算して3営業日目なので、現在保有していれば権利付最終日まで保有していること、現在保有してなければ権利付最終日までに購入することで、権利確定日に所有者となることができます。
    分配金を受け取るためには、ETFの決算日(権利確定日)において所有者になっている必要がある。2018.5-22-4
  4. 適切。東京証券取引所には、日本株、外国株、債券、REIT、商品、レバレッジ型/インバース型などのETFが上場されています。
    ETFには、日経平均株価などの指標の日々の変動率に一定の正の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるインバース型や、当該指標の日々の変動率に一定の負の倍数を乗じて算出される指数に連動した運用成果を目指して運用されるレバレッジ型がある。2021.5-23-3
したがって不適切な記述は[2]です。