投資信託(全39問中17問目)

No.17

上場投資信託(ETF)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2018年5月試験 問22
  1. 東京証券取引所に上場されているETFには、日本株のほか、外国株やREIT(不動産投資信託)などの指標に連動する銘柄もある。
  2. 証券取引所を通じて行うETFの取引では、成行注文や指値注文はできるが、信用取引を行うことはできない。
  3. 通常の場合、上場株式の売買と同様に、購入時と売却時それぞれに手数料が必要である。
  4. 分配金を受け取るためには、ETFの決算日(権利確定日)において所有者になっている必要がある。

正解 2

問題難易度
肢14.5%
肢277.6%
肢311.9%
肢46.0%

解説

  1. 適切。東京証券取引所には、日本株、外国株、債券、REIT、商品、レバレッジ型/インバース型などのETFが上場されています。
  2. [不適切]。ETF(上場投資信託)は、普通株式と同様に指値注文・成行注文もでき、信用取引もできます。
    証券取引所を通じて行うETFの取引では、成行注文や指値注文を行うことはできるが、信用取引を行うことはできない。2021.3-22-1
    証券取引所を通じて行うETFの売買取引では、現物取引のほか、信用取引も行うことができる。2020.9-23-3
    証券取引所を通じて行うETFの取引では、信用取引を行うことはできない。2019.9-23-2
  3. 適切。ETFの売買時には、証券会社が定める委託手数料がかかります。
  4. 適切。ETFの分配金を受け取るには、株式と同様にETFの決算日(権利確定日、分配金支払基準日)に所有者であることが必要です。ETFの受渡しも株式と同じく売買日から起算して3営業日目なので、現在保有していれば権利付最終日まで保有していること、現在保有してなければ権利付最終日までに購入することで、権利確定日に所有者となることができます。
    ETFの分配金を受け取るためには、ETFの決算日(権利確定日)において所有者になっている必要がある。2019.9-23-3
したがって不適切な記述は[2]です。