投資信託(全39問中26問目)

No.26

ETF(上場投資信託)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2016年1月試験 問24
  1. ETFは、上場株式と同様に、売買の注文を委託する証券会社に対して指値注文・成行注文をすることができる。
  2. 国内で設定されたETFには、金や原油など商品指数に連動するものもある。
  3. 日経平均レバレッジ・インデックスに連動するETFは、日経平均株価の変動率の2倍の値動きになる指数に連動するように運用されている。
  4. TOPIXインバース指数に連動するETFは、信用取引の売建てと同様の性格を有しているため、取引に際しては信用取引口座を開設する必要がある。

正解 4

問題難易度
肢14.1%
肢211.1%
肢334.6%
肢450.2%

解説

  1. 適切。ETFは、株式と同様に証券取引所に上場していて、売買の注文を委託する証券会社に対して指値注文、成行注文及び信用取引をすることも可能です。
  2. 適切。国内で設定されたETFには、株式・債券以外に、金や原油など商品指数に連動した運用を目指す商品ETFというものがあります。
  3. 適切。日経平均レバレッジ・インデックスは、日経平均株価の1日の変動率が2倍の値動きになる指数です。これに連動するETFも同様に運用されているため、ハイリスク・ハイリターンの投資になります。
    「日経平均レバレッジ・インデックス」に連動するETFは、日経平均株価の日々の変動率の2倍になるように計算された指数に連動するように運用されており、2営業日以上離れた日との比較においても、常に2倍の変動率を保つことになる。2018.1-22-3
  4. [不適切]。TOPIXインバース指数は、TOPIXの日々の変動率の-1倍(逆)の値動きになる指数です。これに連動するETFも同様に運用され、下落した相場で利益が出るため信用取引の売建てと同様の性格を有していますが、信用取引口座を開設する必要はなく、ETFを購入することで効果が期待できます。
したがって不適切な記述は[4]です。