債券投資 (全30問中1問目)

No.1

固定利付債券の利回り(単利・年率)と市場金利の変動との関係に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等については考慮しないものとする。
表面利率が0.3%、償還年限が10年の固定利付債券(以下「債券A」という)が額面100円当たり100円で新規に発行された。発行から3年後に中央銀行の金融政策により市場金利が上昇したのに連動して債券Aの最終利回りも0.5%に上昇した。このとき、債券Aを新規発行時に購入し、償還まで保有する場合の応募者利回りは0.3%()。また、債券Aを新規発行時に購入し、発行から3年後に売却する場合の所有期間利回りは0.3%()。
出典:2019年5月試験 問23
  1. (ア)で変わらない (イ)よりも低くなる
  2. (ア)よりも高くなる (イ)よりも低くなる
  3. (ア)で変わらない (イ)で変わらない
  4. (ア)よりも高くなる (イ)で変わらない

正解 1

解説

〔(ア)について〕
応募者利回りは以下の式で求めます。
市場金利が上昇すると債券価格が下がるので、最終利回りが上昇します。しかし、発行済債券の表面利率が上昇するわけではないので、応募者利回りは変わりません。

〔(イ)について〕
市場金利が上昇すると債券価格が下がります。最終利回りが0.5%になったときの、以上における債券Aの価格は以下のように計算できます。

0.5x=(0.3+100-x7)×100
0.005x=0.3+100-x7
0.035x=2.1+100-x
1.035x=102.1
x≒98.7円

3年後に売却すると約98.7円で売却することになるので、所有期間利回りは次のように計算できます。
=0.3+98.7-1007
≒0.3+(-0.185)

よって、所有期間利回りは応募者利回りよりも低くなります。

以上より、適切な組合せは[1]となります。