債券投資(全45問中23問目)

No.23

固定利付債券の利回り(単利・年率)の計算に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる計算式として、最も不適切なものはどれか。なお、税金、手数料、経過利子等は考慮しないものとする。
表面利率0.1%、償還年限10年の固定利付債券が額面100円当たり100円10銭で発行された。この債券の応募者利回りは()となる。また、直接利回りは()となる。この債券を新規発行時に購入し、3年後に額面100円当たり100円50銭で売却した場合の所有期間利回りは()となる。一方、この債券を発行から3年後に額面100円当たり100円50銭で購入し、償還まで保有した場合の最終利回りは()となる。
2017年5月試験 問23
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正解 3

問題難易度
肢110.7%
肢212.7%
肢359.3%
肢417.3%

解説

債券にかかわる各種利回りは、設問で与えられた条件を以下の式に代入して求めます。
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〔(ア)について〕
表面利率:0.1%、保有年数:10年、額面金額:100円、発行価格:100円10銭なので、応募者利回りを求める式は次のようになります。
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したがって適切です。

〔(イ)について〕
直接利回りについては、「表面利率/購入価格×100」の式で求めます。表面利率:0.1%、発行価格:100円10銭なので、直接利回りを求める式は次のようになります。
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したがって適切です。

〔(ウ)について〕
表面利率:0.1%、保有年数:3年、売却金額:100円50銭、発行価格:100円10銭なので、所有期間利回りを求める式は次のようになります。
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選択肢の式は、分子部分の100.5と100.1が逆になっているので[不適切]です。

〔(エ)について〕
表面利率:0.1%、保有年数:7年、額面金額:100円、購入価格:100円50銭なので、最終利回りを求める式は次のようになります。
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したがって適切です。