債券投資(全45問中31問目)

No.31

固定利付債券の利回り(単利・年率)の計算に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる計算式として、誤っているものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等については考慮しないものとする。
表面利率が0.5%、償還年限が10年の固定利付債券が額面100円当たり100円23銭で発行された。この固定利付債券の応募者利回りは()、直接利回りは()となる。また、この固定利付債券を新規発行時に購入し、3年後に額面100円当たり102円で売却した場合の所有期間利回りは()となる。さらに、この固定利付債券を発行から3年後に額面100円当たり102円で購入し、償還まで保有した場合の最終利回りは()となる。
2015年5月試験 問24
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正解 3

問題難易度
肢110.9%
肢212.5%
肢357.3%
肢419.3%

解説

債券にかかわる各種利回りは、設問で与えられた条件を以下の式に代入して求めます。
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〔(ア)について〕
表面利率:0.5%、保有年数:10年、額面金額:100円、発行価格:100円23銭なので、応募者利回りを求める式は次のようになります。
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したがって適切です。

〔(イ)について〕
直接利回りについては、「表面利率/購入価格×100」の式で求めます。表面利率:0.5%、発行価格:100円23銭なので、直接利回りを求める式は次のようになります。
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したがって適切です。

〔(ウ)について〕
表面利率:0.5%、保有年数:3年、売却金額:102円、発行価格:100円23銭なので、所有期間利回りを求める式は次のようになります。
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本肢の式は売却価格と発行価格が逆になっているため[不適切]です。

〔(エ)について〕
表面利率:0.5%、保有年数:7年、額面金額:100円、購入価格:102円なので、最終利回りを求める式は次のようになります。
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したがって適切です。