株式投資(全51問中16問目)

No.16

株式市場の各種指数に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
2021年1月試験 問25
  1. 東証グロース市場指数は、東京証券取引所グロース市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出した指数である。
  2. JPX日経インデックス400は、東京証券取引所プライム市場に上場している銘柄のうち、時価総額、売買代金、ROE等を基に選定された400銘柄を対象として算出した指数である。
  3. ナスダック総合指数は、米国のナスダック市場に上場している米国株式の30銘柄を対象として算出した指数である。
  4. S&P500種株価指数は、米国のニューヨーク証券取引所に上場している銘柄のうち、時価総額上位の代表的な500銘柄を対象として算出した指数である。

正解 1

問題難易度
肢137.6%
肢224.6%
肢312.9%
肢424.9%

解説

  1. [適切]。東証グロース市場指数は、東京証券取引所グロース市場に上場している内国普通株式全銘柄の時価総額を、2022年4月1日時点を1000として指数化した時価総額加重型の株価指数です。
    日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2021.5-25-1
    東証グロース市場指数は、東京証券取引所グロース市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出した指数である。2019.5-24-2
    日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2018.5-24-2
    東証マザーズ指数は、東京証券取引所のグロース市場に上場している内国普通株式全銘柄を対象として算出される。2018.5-24-3
    日経平均株価の算出の対象銘柄には、東京証券取引所グロース市場に上場している銘柄も含まれている。2013.9-26-1
  2. 不適切。JPX日経インデックス400は、投資家にとって魅力的なROEや営業利益を意識した経営観点など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たした400銘柄から構成される株価指数です。東証のプライム市場、スタンダード市場、グロース市場を主市場とする普通株式から400銘柄を選定して算出されます。本肢は「プライム市場に上場の銘柄のうち」としている点が誤りです。
  3. 不適切。ナスダック総合指数は、米国の新興企業向け株式市場であるNASDAQに上場している全銘柄を対象に、時価総額を加重平均して算出した指数です。
    ちなみに米国株式で30銘柄と言えばダウ工業株30種平均があります。こちらは、ニューヨーク証券取引所およびNASDAQに上場している米国の様々な業種を代表する30銘柄の株価を平均した指数です。
    ナスダック総合指数は、米国のナスダック市場に上場している米国株式の30銘柄を対象として算出した指数である。2019.5-24-3
  4. 不適切。S&P500種株価指数は、ニューヨーク証券取引所に上場している代表的な500銘柄の株価を時価総額比率で加重平均し指数化したものです。
    S&P500種株価指数は、ロンドン証券取引所に上場している代表的な銘柄のうち、時価総額上位500銘柄を対象として算出される。2021.5-25-4
    S&P500種株価指数は、ロンドン証券取引所に上場している代表的な500銘柄を対象として算出した指数である。2019.5-24-4
したがって適切な記述は[1]です。