法人税 (全34問中4問目)
No.4
株式会社X(以下「X社」という)に関する下記<X社のデータ>に基づき算出される法人税の計算における交際費等の損金算入額として、最も適切なものはどれか。なお、X社が支出した交際費等はすべて接待飲食費であり、X社の役員・従業員等に対する接待等のために支出した飲食費や参加者1人当たり5,000円以下の飲食費は含まれていないものとする。また、当期の所得金額が最も少なくなるように計算すること。<X社のデータ>
- 事業年度
- 平成29年4月1日~平成30年3月31日
- 期末資本金の額
- 5,000万円(株主はすべて個人)
- 交際費等の支出金額
- 1,000万円
出典:2018年5月試験 問37
- 200万円
- 500万円
- 800万円
- 1,000万円
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正解 3
分野
科目:D.タックスプランニング細目:10.法人税
解説
資本金1億円以下の中小法人は、交際費のうち800万円までか、実際に支出した接待飲食費の50%までの支出のどちらかを選択して損金算入することが認められています。株式会社Xの期末資本金の額は5,000万円ですので、この制度の枠内で交際費を計上することになります。設問中に「当期の所得金額が最も少なくなるように」という条件があるので、限度額の800万円と支出金額の50%相当額の500万円を比較して、より多い800万円を損金算入することになります。したがって[3]が適切です。
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