消費税 (全21問中21問目)

No.21

消費税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
出典:2013年1月試験 問40
  1. 消費税の簡易課税制度は、事業者の事業を5つに区分し、それぞれ定められているみなし仕入れ率により控除対象仕入れ税額を計算する制度である。
  2. 「消費税簡易課税制度選択届出書」を提出している場合であっても、基準期間の課税売上高が5,000万円を超えた課税期間については、簡易課税制度の適用はない。
  3. 「消費税簡易課税制度選択届出書」の効力は、新たに事業を開始した場合等を除き、所轄税務署長へ提出した日の属する課税期間の翌課税期間から生じる。
  4. 簡易課税制度を選択した場合、事業を廃止した場合等を除き、最低3年間は簡易課税制度の適用を継続しなければならない。

正解 4

解説

  1. 適切。消費税の納付税額は、通常は次のように計算します。

     課税売上げ等に係る消費税額-課税仕入れ等に係る消費税額

    消費税の簡易課税制度は、主に中小事業者の業務負担を考慮して設定されたもので、上記の「課税仕入れ等に係る消費税額」について実際の課税仕入れ等の税額を計算することなく、「課税売上高×みなし仕入れ率」で計算できる制度です。
  2. 適切。簡易課税制度は、基準期間の課税売上高が5,000万円以下であることが適用要件のひとつになります。そのため、消費税簡易課税制度選択届出書を提出している場合であっても課税売上高が5,000万円を超えている場合は、簡易課税制度は適用されず原則課税で計算しなければなりません。
  3. 適切。簡易課税制度は、所轄税務署長へ消費税簡易課税制度選択届出書を提出した日の属する課税期間の翌課税期間から適用されます。
  4. [不適切]。簡易課税制度の適用を受ける場合は、あらかじめ消費税簡易課税制度選択届出書を所轄税務署長に提出しなければなりませんが、この適用を受けた場合、原則2年間は簡易課税制度を継続しなければなりません。
したがって不適切な記述は[4]です。