決算書と法人税申告書 (全7問中4問目)

No.4

決算書の分析に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
出典:2017年9月試験 問40
  1. 総資本経常利益率は、売上高経常利益率と総資本回転率に分解することができる。
  2. 当座比率は、その企業の短期の負債に対する支払い能力を評価するための指標であり、一般に、この数値は高い方が望ましいとされる。
  3. 自己資本比率(株式資本率)は総資産に対する自己資本(株式資本)の割合を示したものであり、一般に、この数値が低い方が財務の健全性が高いと判断される。
  4. 損益分岐点売上高は、「固定費÷限界利益率」の算式によって求めることができる。

正解 3

解説

  1. 適切。総資本経常利益率は、総資本に対する経常利益の割合を示す指標です。
  2. 適切。「現金・預金」「受取手形」「売掛金」「(一時所有の)有価証券」を足した金額を当座資産といいます。当座比率は、流動負債に対する当座資産の割合を示す指標で、流動比率と同様に値が高いほど短期支払い能力が高いと判断されます。
  3. [不適切]。自己資本比率が高い値であるほど財務健全性は高いと判断されます。
  4. 適切。損益分岐点売上高は以下の公式で求められます。
     損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率
     限界利益率=1-(変動費÷売上高)
したがって不適切な記述は[3]です。