損益通算 (全20問中20問目)

No.20

Aさんの平成24年分の所得が下記のとおりであった場合の総所得金額として、最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。
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出典:2013年1月試験 問34
  1. 535万円
  2. 550万円
  3. 560万円
  4. 585万円

正解 3

解説

平成26年3月31日までに行ったゴルフ会員権の譲渡により生じた損失は、給与所得など他の所得と損益通算することができます。

損益通算する際には、控除する所得の順序が定められています。具体的には、①経常所得(事業所得、不動産所得、利子所得、配当所得、給与所得、雑所得)と、②臨時所得(総合譲渡所得、一時所得)、③山林所得、④退職所得に分け、下図のとおりの順序で通算を行います。
この手順に従うと、まず一時所得の70万円と譲渡損失の▲50万円を損益通算することになります。

 70万円-50万円=20万円

これで全ての損失の通算が完了しました。よって、この20万円が最終的な一時所得の金額になります。一時所得は、その額のうち2分の1を総所得金額に算入するため、Aさんの総所得金額は、

 550万円+10万円=560万円

よって[3]が正解です。

※平成26年4月1日以後に行ったゴルフ会員権の譲渡により生じた損失は、原則として、給与所得など他の所得と損益通算することはできません。本解説は、試験実施時の法令を基にしておりますのでご注意ください。