所得控除 (全21問中19問目)

No.19

所得税における所得控除に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
出典:2013年9月試験 問35
  1. 納税者が詐欺の被害に遭ったことにより生じた損失の金額は、雑損控除の対象となる。
  2. 納税者と生計を一にしている長男の負担すべき国民年金保険料を納税者が支払った場合、その支払った金額は、納税者の社会保険料控除の対象となる。
  3. 納税者の合計所得金額が1,000万円を超える場合、配偶者の合計所得金額の多寡にかかわらず、配偶者控除、配偶者特別控除のいずれも適用を受けることができない。
  4. 納税者にその年の12月31日現在で16歳以上23歳未満の扶養親族がいる場合の扶養控除額は、63万円である。

正解 2

解説

  1. 不適切。雑損控除とは、災害や盗難及び横領によって、資産について損害を受けた場合等に受けることができる所得控除です。生活に通常必要な資産が災害、盗難、横領によって被害を被った場合には、確定申告することで所得控除を受けられます。ただし、詐欺による損害や別荘などの損害は対象外です
  2. [適切]。納税者が家族分として支払った国民年金保険料・国民健康保険料・国民年金基金の掛金などは、社会保険料控除として納税者自身の所得控除の対象となります。
  3. 不適切。配偶者特別控除には合計所得金額が1,000万円以下という所得制限がありますが、配偶者控除は所得金額の多寡にかかわらず適用を受けることができます。
    ※税制改正により、平成30年から配偶者控除に段階的な所得制限が加えられました。これにより合計所得金額が1,000万超の人は配偶者控除・配偶者特別控除のどちらも受けられなくなりました。本解説は試験実施時の法令を基にしていますのでご注意ください。
  4. 不適切。特定扶養親族(扶養控除額63万円)の対象となる年齢は、19歳以上23歳未満です。
したがって適切な記述は[2]です。