所得控除 (全21問中21問目)

No.21

所得税における所得控除に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
出典:2013年1月試験 問35
  1. 自然災害により、別荘の家屋に損害を受けた場合、その損失の金額は雑損控除の対象となる。
  2. 自家用車で通院したときのガソリン代や駐車場代は、医療費控除の対象となる。
  3. 寄附金控除は、給与所得者であっても、年末調整においてその適用を受けることはできない。
  4. 合計所得金額が1,000万円を超える納税者は、控除対象配偶者を有していたとしても、配偶者控除の適用を受けることはできない。

正解 3

解説

  1. 不適切。雑損控除は、災害や盗難等によって資産に損害を受けた場合に適用されますが、この資産は通常生活に必要な資産に限られるため、別荘の家屋に損害を受けた場合は控除の対象にはなりません。
  2. 不適切。病院に自家用車で通院した際に支払った駐車場代やガソリン代は、医療費控除の対象とはなりません。ただし、通院するために、電車やバスなどの公共交通機関を利用した場合の交通費は、医療費控除の対象になります。
  3. [適切]。所得控除のうち、寄附金控除・雑損控除・医療費控除の3つは、給与所得者であっても年末調整においてその適用を受けることはできず、確定申告をする必要があります。
  4. 不適切。配偶者控除は、配偶者の合計所得金額が38万円以下等の要件を満たせば、納税者の所得金額の多寡にかかわらず適用を受けることができます。なお、配偶者特別控除は、配偶者の合計所得金額が一定の範囲内であっても納税者の合計所得金額が1,000万円を超えている場合は適用を受けることができません。
    ※法令改正により、平成30年以降は配偶者控除に所得制限が設けられました。本解説は試験実施時の法令を基にしていますのでご注意ください。
したがって適切な記述は[3]です。