不動産の取引 (全56問中23問目)

No.23

不動産の売買契約において、売主から買主が不動産の引渡しを受けた後、隠れた瑕疵があることが発見された場合における民法に基づく瑕疵担保責任に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、売主および買主は、宅地建物取引業者ではないものとする。
出典:2016年9月試験 問43
  1. 売買契約に瑕疵担保責任に関する特約がない場合、買主が瑕疵担保責任に基づく権利を行使するためには、買主は、瑕疵が売主の責めに帰すべき事由により生じたものであることを立証しなければならない。
  2. 売買契約に瑕疵担保責任に関する特約がない場合、買主は、瑕疵がある事実を知った時から3年以内であれば、瑕疵担保責任に基づく権利を行使することができる。
  3. 売買契約に売主が瑕疵担保責任を負わない旨の特約があったとしても、売主が知りながら買主に告げなかった瑕疵については、瑕疵担保責任を負わなければならない。
  4. 売買契約締結が宅地建物取引業者の媒介によるものであり、売主に対して瑕疵担保責任に基づく権利を行使できるとき、買主は、その宅地建物取引業者に対しても当該権利を行使することができる。

正解 3

解説

  1. 不適切。売買の対象物の瑕疵が「隠れた瑕疵」であった場合でも、売主は、原則として瑕疵担保責任を負うことになります。
  2. 不適切。売買契約に瑕疵担保責任の特約がない場合、買主は瑕疵がある事実を知った時から1年以内であれば瑕疵担保責任に基づく権利を行使できます。
  3. [適切]。売買契約に売主が瑕疵担保責任を負わない旨を特約で決めたとしても、売主が瑕疵があることを知りながら買主に告げないときは、売主は瑕疵担保責任を負わなければなりません。よって記述は適切です。
  4. 不適切。瑕疵担保責任は売主に課せられる責任であり、売買を媒介した宅地建物取引業者は瑕疵担保責任を負いません。
したがって適切な記述は[3]です。