不動産に関する法令上の規制 (全51問中46問目)

No.46

建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
出典:2013年9月試験 問47
  1. 一棟の建物のうち、構造上区分され、住居として利用できる部分であっても、規約によって共用部分とすることができる。
  2. 区分所有者は、当該建物の区分所有者ではない者を管理者として選任することはできない。
  3. 専有部分が数人で共有されている場合は、共有者それぞれが議決権を行使する権利を有している。
  4. 区分所有建物を取り壊して新たな建物に建て替えるためには、原則として区分所有者および議決権の各5分の4以上の賛成による集会の決議が必要となるが、規約で別段の定めをすることができる。

正解 1

解説

  1. [適切]。構造上と利用上の独立性を備えた専有部分は区分所有権の対象となりますが、管理人室や集会室などのように本来は専有部分とすることができる部分であっても規約により共用部分とすることができます。これを規約共用部分といいます。なお、規約共用部分は登記をしなければ第三者に対抗することはできません。
  2. 不適切。区分所有法では管理者になるための特別な要件は定められていないため、当該建物の区分所有者ではない者(例えば管理法人など)でも管理者として選任できます。
  3. 不適切。専有部分を数人で共有している場合、共有者は、議決権を行使すべき1人を定めなければなりません。共有者それぞれが議決権を有することはありません。
  4. 不適切。区分所有建物を取り壊して新たに建て替える場合は、原則として区分所有者および議決権の各5分の4以上の賛成によってその旨の決議をすることができます。建物の建て替え決議に必要な区分所有者数及び議決権については、規約で別段の定めをすることはできません。
したがって適切な記述は[1]です。