不動産に関する法令上の規制 (全71問中8問目)

No.8

建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2021年5月試験 問46
  1. 区分所有建物のうち、構造上の独立性と利用上の独立性を備えた部分は、区分所有権の目的となる専有部分の対象となり、規約により共用部分とすることはできない。
  2. 規約を変更するためには、区分所有者および議決権の各4分の3以上の多数による集会の決議が必要となる。
  3. 区分所有者は、敷地利用権が数人で有する所有権である場合、原則として、その有する専有部分とその専有部分に係る敷地利用権とを分離して処分することはできない。
  4. 区分所有者以外の専有部分の占有者は、建物またはその敷地もしくは附属施設の使用方法について、区分所有者が規約または集会の決議に基づいて負う義務と同一の義務を負う。

正解 1

問題難易度
肢166.7%
肢26.4%
肢313.2%
肢413.7%

解説

  1. [不適切]。一棟の建物のうち、構造上区分され独立して住居として利用できる部分であっても、規約により共用部分とすることができます。この部分を「規約共用部分」といいます。
    例えば、集会所や事務室、倉庫などが規約共用部分になり得ます。
  2. 適切。規約の設定、変更または廃止は、集会による区分所有者および議決権の4分の3以上の賛成によって決議することができます。
  3. 適切。敷地利用権は、区分所有者が専有部分を所有するための建物の敷地に関する権利です。規約で別段の定めがあるときを除き、敷地利用権は専有部分と分離して処分することはできません。
  4. 適切。区分所有者以外の専有部分の占有者とは、分譲マンションに賃貸で入居している人などです。専有部分の占有者は、建物や敷地・付属施設の使用方法については、区分所有者と同じように規約や集会の決議に基づく義務を負います。
したがって不適切な記述は[1]です。