贈与と法律 (全20問中1問目)

No.1

民法上の贈与に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
出典:2019年1月試験 問51
  1. 贈与契約は、当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が承諾をすることによって成立する。
  2. 書面によってなされた贈与契約において、いまだその履行がなされていない場合には、各当事者がこれを撤回することができる。
  3. 贈与契約(負担付贈与ではない)の贈与者は、贈与財産に瑕疵があることを知らないで贈与した場合、その瑕疵について瑕疵担保責任を負わない。
  4. 定期の給付を目的とする贈与契約は、贈与者または受贈者の死亡によって、その効力を失う。

正解 2

解説

  1. 適切。贈与契約とは、財産を無償で相手方に与える意思を示し、相手側がそれを承諾することによって成立する契約です。
  2. [不適切]。書面によらない贈与は、履行前であればいつでも取り消すことはできますが、書面による贈与は、履行前後に関係なく原則として取り消すことはできません。よって記述は不適切です。
  3. 適切。贈与者は、贈与の目的に瑕疵があることを知らなかった場合には、受贈者に対し、その瑕疵についての担保責任を負う必要はありません。
  4. 適切。定期贈与契約(毎年100万円を10年間贈与するなど)は、贈与者・受贈者のいずれかが死亡すると効力を失います。
したがって不適切な記述は[2]です。