相続と税金 (全38問中12問目)

No.12

相続税の計算における税額控除等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
出典:2016年9月試験 問56
  1. 平成28年中に開始する相続では、遺産に係る基礎控除額は、「5,000万円+1,000万円×法定相続人の数」の算式によって計算される。
  2. すでに死亡している被相続人の子を代襲して相続人となった被相続人の孫は、相続税額の2割加算の対象者となる。
  3. 被相続人の配偶者が「配偶者に対する相続税額の軽減」の適用を受けた場合、配偶者が相続等により取得した財産の価額が、1億6,000万円または配偶者の法定相続分相当額のいずれか多い金額までであれば、原則として、配偶者の納付すべき相続税額はないものとされる。
  4. 「配偶者に対する相続税額の軽減」の適用を受けるためには、相続が開始した日において被相続人との婚姻期間が20年以上でなければならない。

正解 3

解説

  1. 不適切。遺産に係る基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」の算式によって計算されます。
  2. 不適切。財産を取得した人が被相続人の1親等の血族および配偶者以外の場合は、その相続税額の2割相当額が加算されます。しかし、代襲相続の場合は本来の被相続人の立場を代襲するため、子を代襲して相続人となった被相続人の孫は一親等であると考えます。このため相続税の2割加算の対象外になります。
  3. [適切]。配偶者に対する相続税額の軽減の適用を受けた場合、配偶者は法定相続分または1億6,000万円のいずれか多い金額までであれば相続税はかかりません。よって記述は適切です。
  4. 不適切。配偶者に対する相続税額の軽減とは、法定相続分相当額または1億6,000万円のいずれか多い方までは相続税がゼロになる特例ですが、婚姻期間による制限はありません。
したがって適切な記述は[3]です。