不動産の相続対策 (全17問中11問目)

No.11

相続人が複数いる場合の遺産分割対策に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
出典:2015年5月試験 問59
  1. あらかじめ遺言書を作成し、共同相続人の相続分や遺産分割方法を指定しておくことは、有効な遺産分割対策になり得る。
  2. 分割が困難な土地等を所有している場合、相続開始前にその土地等を共同相続人間で分割がしやすい資産に変換しておくことは、有効な遺産分割対策になり得る。
  3. 特定の相続人から他の相続人が代償分割によって取得した代償財産は、被相続人から相続により取得した財産ではないため、贈与税の課税対象となる。
  4. 特定の相続人が他の相続人に自己が所有している不動産を代償分割によって交付した場合、その不動産を時価により譲渡したものとみなされ、所得税の課税対象となる。

正解 3

解説

  1. 適切。あらかじめ遺言書を作成し、共同相続人の相続分や遺産分割方法を指定したり、生前贈与したりすることは、有効な遺産分割対策になります。
  2. 適切。分割が困難な土地等を所有している場合、相続開始前にその土地などを共同相続人間で分割しやすい資産に変換しておくことは、有効な遺産分割対策になります。
  3. [不適切]。代償分割によって他の相続人から取得した代償財産は、相続税の課税対象になります。よって記述は不適切です。
  4. 適切。特定の相続人が他の相続人に自己が所有している不動産を代償分割によって交付した場合、その不動産を時価により譲渡したものとみなされ、譲渡所得として所得税の課税対象になります。
したがって不適切な記述は[3]です。