ライフプランニングの考え方・手法(全33問中23問目)
No.23
ライフプランニングにおける一般的なアドバイスに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。2016年1月試験 問2
- 住宅ローンを利用する場合には、金利水準や収支見通しなどについて十分な検討が必要であり、長期的なキャッシュフロー表を作成することが望ましい。
- 住宅ローンの返済と教育資金の負担が重なり支出が増大する場合には、生命保険の見直しや奨学金・教育ローンの活用など多岐にわたって収支を検討することが望ましい。
- 給与所得者の定年退職後の生活設計では、受給できる年金や退職金の額などを把握することが望ましい。
- 60歳代以降の人がゆとりのある老後生活を考えている場合には、一般的には勤労所得等収入を増やすことは容易ではないため、リスクが高くても積極的な資産運用で生活資金を確保することが望ましい。
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正解 4
問題難易度
肢10.8%
肢21.3%
肢31.7%
肢496.2%
肢21.3%
肢31.7%
肢496.2%
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:3.ライフプランニングの考え方・手法
解説
- 適切。住宅ローンを利用する場合にはローン返済期間が長期にわたるため、金利水準や収支見通し及び家族のライフプランなどを検討する必要があり、長期的なキャッシュフロー表を作成することが必要です。
- 適切。住宅ローンの返済と教育資金などが重なり支出が増大する場合は、必要経費を抑えたり何らかの手段で収入を得る必要があります。その場合、生命保険を見直して一時的に保険料を下げたり、奨学金・教育ローンを活用して収入を得たりすることを検討することが望ましいとされます。
- 適切。定年退職後は収入の大部分が年金と退職金のみとなる場合が多いため、生活設計のためには、その額を事前に把握しておくことが望まれます。
- [不適切]。60歳代以降の人は、勤労所得等収入を増やすことが容易でなく、投資の損失を勤労収入で穴埋めすることが困難です。このため、資産運用を検討する際には比較的リスクの低い元本確保型商品などを選定し、老後の生活資金が不足する事態を避けることが必要になります。
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