ライフプランニングの考え方・手法(全32問中14問目)

No.14

ライフステージ別資金運用の一般的なアドバイスに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2018年5月試験 問2
  1. 子の将来のため、教育資金の準備を考えている会社員Aさん(35歳)に対し、学資(こども)保険や金融商品による積立に関する情報提供を行った。
  2. 自己の持ち家の取得を考えている会社員Bさん(40歳)に対し、「住宅借入金等特別控除」等の各種税制や「フラット35」に関する情報提供を行った。
  3. 投資経験のない会社員Cさん(55歳)の退職後の生活資金を補うため、株式や投資信託などで組成したポートフォリオを提案し、将来値上がりが確実であるとして情報提供を行った。
  4. 会社を退職し現在は働いていないDさん(65歳)に対し、老後資金は安全性を重視した運用が必要であることを説明するとともに、資産承継対策として「贈与税の配偶者控除」や「死亡保険金の非課税金額の規定」に関する情報提供を行った。

正解 3

問題難易度
肢11.8%
肢21.1%
肢395.3%
肢41.8%

解説

  1. 適切。教育資金の準備を考えている方に、保険商品の特徴や活用例の説明、金融商品の一般的な資料の提出をすることは、FPとして適切なアドバイスになります。
  2. 適切。自宅購入を考えている方に「住宅借入金等特別控除」等の各種税制や「フラット35」に関する情報提供することは、FPとして適切なアドバイスになります。
  3. [不適切]。まず、FPが投資の助言を行う場合には金融商品取引業者としての登録が必要です。もし登録済だとしても、「必ず上がります」とか「絶対に○○になる」と断定することや、そう思わせるような表現を使って購入を誘うなどの「断定的判断の提供」は、金融サービス提供法で禁止されています。
  4. 適切。FPとして、将来の資産設計のアドバイスや税制の対策、一般的な資料の提供することは、適切なアドバイスになります。
したがって不適切な記述は[3]です。