生命保険(全154問中105問目)

No.105

契約者(=保険料負担者)を法人とする生命保険契約の経理処理に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとし、いずれも保険料は毎月平準払いで支払われているものとする。
養老保険において、被保険者が役員・従業員、死亡保険金受取人が()、満期保険金受取人が法人の場合、支払保険料の全額が資産に計上され、最終的に保険金や解約返戻金を受け取るまで、資産として積み立てられる。定期保険(無配当保険)において、被保険者がすべての役員・従業員、死亡保険金受取人が被保険者の遺族の場合、支払保険料は()として損金に算入することができる。保険金が支払われたときは経理処理を要しない。
2016年9月試験 問15
  1. (ア)法人 (イ)福利厚生費
  2. (ア)法人 (イ)給与
  3. (ア)被保険者の遺族 (イ)福利厚生費
  4. (ア)被保険者の遺族 (イ)給与

正解 1

問題難易度
肢151.8%
肢222.4%
肢320.1%
肢45.7%

解説

法人契約の生命保険における、支払保険料の原則的な経理処理は次のようになっています。
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〔①養老保険〕
法人が支払った保険料の全額を資産計上するのは、保険金の受取人が法人の場合です。

〔②定期保険〕
被保険者がすべての役員・従業員(普遍的加入)、死亡保険金受取人が被保険者の遺族の場合、支払保険料を福利厚生費として損金算入できます。給与となるのは特定の役員・従業員のみを対象として加入する場合です。

したがって[1]の組合せが適切です。