保険制度全般(全19問中12問目)
No.12
保険業法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。2017年5月試験 問11
- 保険募集人は、顧客と保険契約を締結する際、原則として、契約概要等の重要事項に加え、保険金の支払条件など顧客が保険加入の判断の参考となる情報の提供を行わなければならない。
- 保険募集人は、顧客と保険契約を締結する際、原則として、顧客の意向を把握し、意向に沿う保険契約を提案し、顧客の意向と当該保険契約の内容が合致していることを顧客が確認する機会の提供を行わなければならない。
- 保険募集人は、顧客と保険契約を締結する際、原則として、契約者または被保険者の要請に応じて、保険料の割引や割戻しを行わなければならない。
- 複数の保険会社の保険商品を販売する代理店(乗合代理店)は、顧客に対し、取扱商品の中から特定の保険会社の商品を推奨販売する場合、原則として、推奨した商品をどのように選別したのか、その理由についても説明しなければならない。
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正解 3
問題難易度
肢11.7%
肢20.7%
肢393.5%
肢44.1%
肢20.7%
肢393.5%
肢44.1%
分野
科目:B.リスク管理細目:2.保険制度全般
解説
- 適切。保険募集人は、募集を行う際に積極的な顧客対応をする必要があります。保険契約を締結する際には、契約概要等の重要事項に加え、保険金の支払条件や保険期間、保険金額などの顧客が保険加入の判断の参考となる情報を提供する義務があります。
- 適切。保険募集人は、募集を行う際に積極的な顧客対応をする必要があります。顧客と保険契約を締結する際には、顧客の意向を把握し意向に沿う保険契約を提案・具現化し、顧客の意向と契約の内容が合致していることを顧客が最終確認する機会の提供を行わなければなりません。これを意向把握義務といいます。
- [不適切]。保険募集に関していくつかの禁止行為があり、その一つに「保険料の割引・割り戻し、利益の提供」があります。そのため保険募集人は、保険契約を締結する際、契約者または被保険者の要請があった場合でも保険料の割引きや割戻しを行うことは禁じられています。
保険募集に関する禁止行為(一部)- 保険料の割引・割り戻し、利益の提供
- 虚偽説明・重要事項説明義務違反
- 虚偽告知を勧める行為
- 不当な乗り換え募集
- 誤解を招く比較説明
- 適切。複数の保険会社の保険商品を販売する代理店は、比較推奨販売する場合、推奨した商品をどのように選別したのかどこが優れているのかなどの理由について顧客に説明しなければなりません。
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