リスク管理と保険(全46問中25問目)

No.25

損害保険を活用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2017年1月試験 問19
  1. 自動車同士の事故だけでなく、電柱や橋と接触した場合の所有する自動車の修理費に備えて、自動車保険の車両保険を一般条件にして契約した。
  2. 高校生の息子が自転車で通学中に歩行者にケガをさせて治療費の負担が必要となる場合に備えて、自宅の火災保険契約時に個人賠償責任(補償)特約を付帯した。
  3. 国内旅行中に友人から借りたビデオカメラを誤って壊して修理費の負担が必要となる場合に備えて、国内旅行傷害保険契約時に個人賠償責任(補償)特約を付帯した。
  4. 草野球の練習中のケガによる入院や通院の治療費に備えて、普通傷害保険を契約した。

正解 3

問題難易度
肢19.0%
肢214.3%
肢370.9%
肢45.8%

解説

  1. 適切。自動車保険の車両保険を一般条件にすれば、自動車同士だけでなく、単独事故や当て逃げによる損害も補償されるので自損事故の修理費の備えに適しています。
  2. 適切。個人賠償責任(補償)特約は、その家族全員が日常生活において生じた偶然の事故により、損害を与えた場合の賠償金の損害額に対して保険金が支払われるので、家族の自転車事故による損害の補償の備えにも適しています。
  3. [不適切]。個人賠償責任(補償)特約は、その家族全員が日常生活において生じた偶然の事故により、損害を与えた場合の賠償金の損害額に対して保険金が支払われますが、借り物・預かり品の損壊は支払対象外になります
    一部の損保では個人賠償責任(補償)特約の補償範囲を借り物・預かり品にまで拡大していますが、原則的な扱いが問われていると考えてください。
  4. 適切。普通傷害保険は、国内外、業務中・業務外を問わず、日常生活における障害を補償しますので、草野球の練習中のケガによる入院費や通院費の備えに適しています。
したがって不適切な記述は[3]です。