損害保険(全106問中57問目)

No.57

住宅用建物およびそれに収容している家財を保険の対象とする火災保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、特約は付帯していないものとする。
2018年5月試験 問15
  1. 隣家の火災が延焼したことにより自宅建物が損傷した場合は、補償の対象となる。
  2. 隣家の火災による消防活動で自宅建物が損傷した場合は、補償の対象となる。
  3. 天候の急変に伴い落雷したことにより自宅建物が損傷した場合は、補償の対象となる。
  4. 自宅建物の火災により書斎に保管していた現金が焼失した場合は、補償の対象となる。

正解 4

問題難易度
肢14.9%
肢26.5%
肢37.3%
肢481.3%

解説

  1. 適切。火災保険では、隣家の火災が原因で自宅建物が延焼し損傷した場合にも補償の対象となります。
    竜巻により自宅建物に生じた損害は、補償の対象となる。2023.5-16-4
  2. 適切。火災保険では、隣家の火災による消防活動によって自宅建物が損傷した場合も補償の対象となります。
    消防活動により自宅建物に収容している家財に生じた水濡れによる損害は、補償の対象とならない。2023.5-16-1
  3. 適切。火災保険は火災、落雷、爆発、風災の損害に保険金が支払われる保険なので、落雷による自宅建物が損傷した場合も補償の対象です。
  4. [不適切]。火災保険では、自宅に保管していた現金が火災で燃えてしまった場合には、その現金は補償の対象にはなりません。
したがって不適切な記述は[4]です。