ポートフォリオ運用(全40問中7問目)
No.7
下記<資料>に基づくファンドAとファンドBの過去5年間の運用パフォーマンスの比較評価に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。ファンドの運用パフォーマンスに係る評価指標の1つとして、シャープレシオがある。無リスク金利を全期間にわたり1.0%とし、<資料>の数値により、ファンドAのシャープレシオの値を算出すると(ア)となる。同様にファンドBのシャープレシオの値を算出したうえで、両ファンドの運用パフォーマンスを比較する場合、シャープレシオの比較においては、過去5年間は(イ)であったと判断される。
2023年1月試験 問27
- (ア)2.2 (イ)ファンドAとファンドBの運用効率は同等
- (ア)2.2 (イ)ファンドAの方が効率的な運用
- (ア)3.2 (イ)ファンドAとファンドBの運用効率は同等
- (ア)3.2 (イ)ファンドAの方が効率的な運用
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正解 1
問題難易度
肢151.0%
肢226.8%
肢39.2%
肢413.0%
肢226.8%
肢39.2%
肢413.0%
分野
科目:C.金融資産運用細目:9.ポートフォリオ運用
解説
シャープレシオは、ある投資資産からの利益率が、無リスクの投資資産(安全資産)と比較して、どれだけ上回っているか示す指標で、値が大きいほど少ないリスクで優れた投資効果(つまり効率の良い投資)だったことを意味します。シャープレシオは以下の算式で求めます。
ポートフォリオの収益率-無リスク金利標準偏差
〔(ア)について〕
ファンドAの収益率は3.2%、標準偏差は1%なので、シャープレシオは、
3.2%-1%1%=2.2
〔(イ)について〕
ファンドBの収益率は12%、標準偏差は5%なので、シャープレシオは、
12%-1%5%=2.2
シャープレシオが同じなので、両ファンドの効率性は同等だったと判断されます。
したがって、(ア)2.2、(イ)ファンドAとファンドBの運用効率は同等 となる[1]の組合せが適切です。
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