各種所得の内容(全46問中11問目)

No.11

所得税の課税所得に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
2021年5月試験 問31
  1. 給与所得者が受け取った健康保険の傷病手当金は、給与所得として所得税の課税対象となる。
  2. 給与所得者が受け取った雇用保険の高年齢雇用継続基本給付金は、給与所得として所得税の課税対象となる。
  3. 年金受給者が受け取った老齢基礎年金は、雑所得として所得税の課税対象となる。
  4. 火災保険の契約者(=保険料負担者かつ家屋の所有者)である個人が、火災により家屋が焼失したことで受け取った保険金は、一時所得として所得税の課税対象となる。

正解 3

問題難易度
肢12.9%
肢28.8%
肢384.3%
肢44.0%

解説

  1. 不適切。社会保険制度から受ける給付は、老齢年金を除き非課税です。
  2. 不適切。社会保険制度から受ける給付は、老齢年金を除き非課税です。
  3. [適切]。老齢基礎年金や老齢厚生年金は、(公的年金等に係る)雑所得として所得税の課税対象となります。
  4. 不適切。火災保険金や車両保険金などの資産の損害を補てんする保険金は、利益を得るものではないので所得税法上の非課税所得になります。
したがって適切な記述は[3]です。