不動産の有効活用(全22問中13問目)

No.13

土地の有効活用の手法の一般的な特徴についてまとめた下表の空欄(ア)~(エ)にあてはある語句に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお本人とは有効活用する土地の所有者のことである。
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2017年9月試験 問49
  1. (ア)の空欄には「デベロッパー」があてはまる。
  2. (イ)の空欄には「テナント」があてはまる。
  3. (ウ)の空欄には「あり」があてはまる。
  4. (エ)の空欄には「借地人」があてはまる。

正解 4

問題難易度
肢111.1%
肢215.7%
肢316.5%
肢456.7%

解説

  1. 不適切。事業受託方式は、土地所有者の自己資金や調達した借入金を元手として、企画立案・建設・管理・運営といった事業を一貫してデベロッパーに委託する手法です。土地名義はそのまま「本人」です。
  2. 不適切。建設協力金方式は、建物は土地所有者がそのまま所有し、テナント等が差し入れた建設協力金を、建設資金に充当して建物を建設する事業方式です。建物の所有名義は「本人」です。
  3. 不適切。等価交換方式は、土地所有者が土地を提供し、デベロッパーが建設資金を負担して建物を建設し、土地所有者とデベロッパーが土地と建物を等価で交換する事業方式です。土地を提供しますが建設資金の負担はありませんので「なし」になります。
  4. [適切]。定期借地権方式は、土地を一定期間、借地人に賃貸する方式です。借地人は借りた土地に建物を建設するので、土地は本人名義ですが、建物の所有名義は「借地人」になります。
したがって適切な記述は[4]です。
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