不動産に関する法令上の規制(全91問中88問目)

No.88

下記の土地に住宅を建築する場合の容積率算定上の延べ面積の限度として、最も適切なものはどれか。なお、記載のない条件は考慮しないものとする。
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2013年5月試験 問46
  1. 90㎡
  2. 150㎡
  3. 300㎡
  4. 360㎡

正解 3

問題難易度
肢116.9%
肢29.4%
肢366.9%
肢46.8%

解説

建物の延べ床面積の限度は「敷地面積×容積率」で決定されます。

容積率は、前面道路幅員による制限があり、その敷地の前面道路の幅員が12m未満の場合は、容積率には次の2つのうち低いほうが適用されます。
  • 都市計画の指定容積率
  • 前面道路の幅×法定乗数
    ※法定乗数は、住居系用途地域では4/10、その他の用途地域では6/10です。本問では第一種中高層住居専用地域ですので、4/10を用います。
本問の対象地は、指定容積率が200%、前面道路の幅×法定乗数が「6m×0.4=2.4=240%」なので、容積率は2つを比べて小さい200%となります。敷地面積が「15m×10m=150㎡」なので、延べ面積(床面積の合計)の最高限度は、

 150㎡×200%=300

したがって[3]が正解です。