不動産の有効活用(全21問中11問目)

No.11

土地の有効活用の手法の一般的な特徴についてまとめた下表の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本人とは有効活用する土地の所有者のことである。
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2018年5月試験 問49
  1. (ア)の空欄には「デベロッパー」があてはまる。
  2. (イ)の空欄には「テナント」があてはまる。
  3. (ウ)の空欄には「借地人」があてはまる。
  4. (エ)の空欄には「なし」があてはまる。

正解 4

問題難易度
肢113.8%
肢29.6%
肢313.8%
肢462.8%

解説

  1. 不適切。事業受託方式は、土地所有者の自己資金や調達した借入金を元手として、企画立案・建設・管理・運営といった事業を一貫してデベロッパーに委託する手法です。建物の所有名義は「本人」です。
  2. 不適切。建設協力金方式は、建物は土地所有者がそのまま所有し、テナント等が差し入れた建設協力金を、建設資金に充当して建物を建設する事業方式です。土地の所有名義は「本人」です。
  3. 不適切。定期借地権方式は、土地を一定期間、借地人に賃貸する方式です。土地は貸しだされるだけなの所有名義は「本人」になります。
  4. [適切]。定期借地権方式は、借地人が借りた土地に建物を建設するので、土地所有者の建設資金の負担はありません。よって「なし」が入ります。
したがって適切な記述は[4]です。
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