FP2級 2016年1月 実技(金財:個人)

【第5問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問13》~《問15》)に答えなさい。
 Aさんは2024年3月に78歳になるが、先日、友人が急逝したのを機に自身の相続について考えるようになった。Aさんは、妻Bさん(75歳)および長女Cさん(54歳)の家族とともに暮らしており、孫Fさん(18歳)とは普通養子縁組を行っている。
 Aさんは、2022年に二女Dさん(50歳)に対し住宅取得資金として現金1,000万円の贈与を行っており、二女Dさんは、その全額について直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税制度の適用を受けている。
 Aさんの親族関係図および主な財産の状況等は、以下のとおりである。

〈Aさんの親族関係図〉
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〈Aさんの主な財産の状況〉
預貯金
5,000万円
有価証券(上場株式)
1億円
自宅の敷地(360㎡)
1億8,000万円(注)
自宅の家屋
2,000万円(相続税評価額)
(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の相続税評価額

〈Aさんが加入している生命保険に関する資料〉
保険の種類
終身保険
契約者(=保険料負担者)・被保険者
Aさん
死亡保険金受取人
妻Bさん
死亡保険金額
2,500万円