FP2級 2016年1月 実技(金財:生保)

【第4問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問10》~《問12》)に答えなさい。
 Aさんは、寿司店を営む個人事業主(青色申告者)である。寿司店は地域密着型で、開業以来、安定した経営をしている。現在、妻Bさん以外の従業員はいないが、2月から長男Cさんが店で働く予定である。なお、Aさんは、開業後直ちに青色申告承認申請と青色事業専従者給与に関する届出を所轄税務署長に対して行っている。
 Aさんの家族構成に関する資料等は、以下のとおりである。

<Aさんとその家族に関する資料>
Aさん(62歳)
個人事業主
妻Bさん(56歳)
Aさんが営む寿司店の事業にもっぱら従事し、青色事業専従者給与の支払を受けている。
長男Cさん(30歳)
Aさんの店の後継者。大手飲食チェーンを2024年1月末に退職し、2024年2月からAさんの寿司店で働く予定。
<Aさんの2023年分の収入等に関する資料>
  1. 事業所得の金額:4,000,000円(青色申告特別控除後)
  2. 個人年金保険に係る確定年金の年金額:1,000,000円(必要経費800,000円)
  3. 生命保険の満期保険金額:4,400,000円
    保険の種類
    養老保険(月払・保険期間30年)
    契約年月日
    1985年9月1日
    契約者(=保険料負担者)
    Aさん
    被保険者
    Aさん
    満期保険金受取人
    Aさん
    死亡保険金受取人
    妻Bさん
    満期保険金額
    4,400,000円
    正味払込済保険料
    3,600,000円
<妻Bさんの2023年分の収入に関する資料>
寿司店に係る青色事業専従者給与:840,000円
  • 妻Bさんおよび長男Cさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
  • Aさんとその家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
  • Aさんとその家族の年齢は、2023年12月31日現在のものである。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。