FP2級過去問題 2016年5月学科試験 問56
問56
下記<親族関係図>において、平成27年中にAさんに相続が開始した場合の相続税の計算における「遺産に係る基礎控除額」として、最も適切なものはどれか。なお、Dさんは相続の放棄をしている。
- 70,000千円
- 54,000千円
- 48,000千円
- 42,000千円
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正解 2
問題難易度
肢16.0%
肢264.2%
肢323.2%
肢46.6%
肢264.2%
肢323.2%
肢46.6%
分野
科目:F.相続・事業承継細目:4.相続と税金
解説
遺産に係る基礎控除額は以下の式で計算されます。3,000万円+(600万円×法定相続人の数)
法定相続分や遺留分の計算においては、相続を放棄した人は初めから相続人でなかったものとされますが、相続税の計算上は、放棄をした人もその放棄がなかったものとして法定相続人の数に含めます。遺産に係る基礎控除額計算上の法定相続人数は配偶者と子3人の計4人なので、基礎控除額は、
3,000万円+(600万円×4)=5,400万円
したがって[2]が適切です。