FP2級 2016年5月 実技(金財:個人)

【第3問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問7》~《問9》)に答えなさい。
 会社員のAさん(45歳)は、妻Bさん(42歳)および長男Cさん(21歳)との3人家族である。Aさんは、非上場企業X社の株式(X社株式)を8年前に父から相続により取得し、毎年配当金を受け取っており、2023年中にはX社株式に係る配当金70万円(源泉徴収前)を受け取っている。なお、このX社株式を取得するための借入金はない。また、Aさんは、2023年中に、加入していた下記の生命保険を解約し、解約返戻金を受け取っている。
 Aさんの2023年分の収入等に関する資料等は、以下のとおりである。

〈Aさんの家族構成〉
Aさん
会社員
妻Bさん
専業主婦。2023年中にパートタイマーとして給与収入110万円を得ている。
長男Cさん
大学生。2023年中に収入はない。
〈Aさんの2023年分の収入等に関する資料〉
給与収入の金額
900万円
生命保険の解約返戻金
800万円
X社株式に係る配当金の金額
70万円
〈Aさんが2023年中に解約した生命保険に関する資料〉
保険の種類
一時払変額個人年金保険
契約年月
2006年7月
契約者(=保険料負担者)
Aさん
解約返戻金額
800万円
正味払込保険料
730万円
  • 妻Bさんおよび長男Cさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。
  • 家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。
  • 家族の年齢は、いずれも2023年12月31日現在のものである。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。