FP2級 2016年9月 実技(FP協会:資産設計)問24

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問24

明人さんは、今後の教育費の負担が気になり、日本政策金融公庫の教育一般貸付(以下「国の教育ローン」という)について調べてみた。国の教育ローンに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. 貸付金利は、返済期間中の長期金利に連動する変動金利である。
  2. 一定の要件を満たしている入学金や授業料のほか、海外留学費用も融資の対象である。
  3. 日本政策金融公庫のほか、銀行や信用金庫などでも申し込むことができる。
  4. 利用条件として、子どもの人数に応じた世帯年収の上限額が設けられている。

正解 1

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:8.ライフプラン策定上の資金計画

解説

  1. [不適切]。教育一般貸付の貸付金利は固定金利です。なお、返済期間は最長18年となります。
  2. 適切。一定の要件を満たしている入学金や授業料、受験費用、在学中の住居費用などのほか、海外留学費用も融資の対象になります。①自宅外通学、②修業年限5年以上の大学(昼間部)、③大学院、④海外留学等の人は上限450万円、それ以外の人は上限350万円です。
    上限450万円の適用範囲が、自宅外通学、修業年限5年以上の大学(昼間部)、大学院の人にも拡充されたのは2020年度からです。
  3. 適切。教育一般貸付は、日本政策金融公庫のほか、銀行や信用金庫、また信用組合、農協などでも申し込むことができます。
  4. 適切。教育一般貸付では、利用条件として、申込者が扶養している子どもの人数に応じた世帯年収の上限額が設けられています。
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したがって不適切な記述は[1]です。