FP2級過去問題 2017年1月学科試験 問6

問6

遺族厚生年金に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
  • 遺族厚生年金の額(中高齢寡婦加算額および経過的寡婦加算額を除く)は、原則として、死亡した者の厚生年金保険の被保険者記録を基礎として計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の額の()相当額である。
  • 厚生年金保険の被保険者である夫が死亡し、子のない30歳未満の妻が遺族厚生年金の受給権を取得した場合、その遺族厚生年金の支給期間は、最長で()である。
  • 厚生年金保険の被保険者である夫が死亡し、子のない()以上65歳未満の妻が遺族厚生年金の受給権を取得した場合、その遺族厚生年金には、中高齢寡婦加算額が加算される。
  1. (ア)4分の3 (イ)10年 (ウ)35歳
  2. (ア)3分の2 (イ)5年 (ウ)35歳
  3. (ア)3分の2 (イ)10年 (ウ)40歳
  4. (ア)4分の3 (イ)5年 (ウ)40歳

正解 4

問題難易度
肢15.6%
肢23.9%
肢38.3%
肢482.2%

解説

遺族厚生年金の額は、原則として、死亡した者の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3の額となります。遺族厚生年金の受給者が、被保険者の死亡時に30歳未満の子のない妻の場合、遺族厚生年金の支給期間5年間の有期年金になります。また遺族厚生年金に中高齢寡婦加算が加算されるのは、年金法上の子のない40歳以上65歳未満の妻です。

したがって[4]の組合せが適切です。