FP2級過去問題 2017年5月学科試験 問38
問38
下記<X社のデータ>に基づき算出される株式会社X(株主はすべて個人、以下「X社」という)の法人税の計算における交際費等の損金算入額として、最も適切なものはどれか。なお、X社が支出した交際費等はすべて接待飲食費であり、X社の役員・従業員等に対する接待等のために支出した飲食費や参加者1人当たり5,000円以下の飲食費は含まれていない。また、当期の所得金額が最も少なくなるように計算すること。<X社のデータ>
- 事業年度
- 2022年4月1日~2023年3月31日
- 期末資本金の額
- 8,000万円
- 交際費等の支出金額
- 1,400万円
- 700万円
- 800万円
- 1,000万円
- 1,400万円
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正解 2
問題難易度
肢115.1%
肢263.4%
肢311.0%
肢410.5%
肢263.4%
肢311.0%
肢410.5%
分野
科目:D.タックスプランニング細目:10.法人税
解説
資本金1億円以下の中小法人は、交際費のうち800万円までか、実際に支出した接待飲食費の50%までの支出のどちらかを選択して損金算入することが認められています。株式会社Xの期待基本金の額は8,000万円ですので、この制度の枠内で交際費を計上することになります。設問中に「当期の所得金額が最も少なくなるように」という条件があるので、限度額の800万円と支出金額の50%相当額の700万円を比較して、より多い800万円を損金算入することになります。したがって[2]が適切です。
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