FP2級 2017年9月 実技(金財:個人)

【第2問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問4》~《問6》)に答えなさい。
 会社員のAさん(45歳)は、現在、3年前に購入したX投資信託を特定口座の源泉徴収選択口座で100万口保有しているが、先日、証券会社の担当者から新たにY投資信託の購入の提案を受けた。また、NISAについても、その活用を勧められている。そこで、Aさんは、NISAの仕組みや投資信託による運用について理解を深めたいと考え、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
 X投資信託およびY投資信託に関する資料等は、以下のとおりである。

〈X投資信託に関する資料〉
 日本債券インデックス・ファンド
 追加型/国内/債券/インデックス型
主な投資対象
国内で発行された公社債
信託期間
無期限
決算日
毎年1月25日
購入時手数料
なし
運用管理費用(信託報酬)
年0.27%(税込)
信託財産留保額
なし
Aさんの個別元本の額
10,100円(1万口当たり)
※Aさんは、これ以外にX投資信託を保有していない。

〈Y投資信託に関する資料〉
 エマージング株式オープン
 追加型/海外/株式為替ヘッジなし
主な投資対象
エマージング・カントリー(新興国)の株式等
信託期間
無期限
決算日
年2回(6月18日と12月18日)
購入時手数料
購入時の基準価額に対して3.24%(税込)
運用管理費用(信託報酬)
年1.89%(税込)
信託財産留保額
換金時の基準価額に対して0.3%

〈X投資信託とY投資信託の過去5年間の運用パフォーマンスに関する資料〉
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  • 《設例》および各問において、以下の名称を使用している。
    ・特定非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度を「NISA」といい、当該非課税口座を「NISA口座」という。
    ・NISA口座内に設定される特定非課税管理勘定を「成長投資枠」という。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。