FP2級 2017年9月 実技(金財:個人)

【第4問】次の設例に基づいて、下記の各問(《問10》~《問12》)に答えなさい。
 Aさん(70歳)は、10年前に父から相続した甲土地上の賃貸アパートを経営しているが、高齢になり管理が大変になってきたと感じている。また、建物も老朽化し、建替えの必要性を認識しているが、売却(更地または建物付き)して老後資金等に充てるか、建て替えて管理等を不動産業者に委託してアパート経営を継続するか思案中である。
 甲土地の概要は、以下のとおりである。

〈甲土地の概要〉
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用途地域
第一種住居地域
指定建ぺい率
60%
指定容積率
200%
前面道路幅員による容積率の制限
前面道路幅員×4/10
防火規制
防火地域
  • 甲土地は、建ぺい率の緩和について特定行政庁が指定する角地である。
  • 指定建ぺい率および指定容積率は、それぞれ都市計画において定められた数値である。
  • 甲土地は、特定行政庁が都道府県都市計画審議会の議を経て指定する区域ではない。
  • 上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。