FP2級過去問題 2018年1月学科試験 問10
問10
損益計算書に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。- 売上から売上原価を差し引いた利益は(ア)であり、粗利益ともいう。
- (ア)から販売費及び一般管理費を差し引いた利益が(イ)である。
- (イ)に営業外損益を含めた利益が(ウ)である。
- 最終的に法人税や住民税等の税金を差し引いた利益が(エ)である。
- (ア)売上総利益 (イ)営業利益 (ウ)経常利益 (エ)当期純利益
- (ア)営業利益 (イ)売上総利益 (ウ)経常利益 (エ)当期純利益
- (ア)営業利益 (イ)売上総利益 (ウ)当期純利益 (エ)経常利益
- (ア)売上総利益 (イ)営業利益 (ウ)当期純利益 (エ)経常利益
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正解 1
問題難易度
肢177.3%
肢210.6%
肢34.0%
肢48.1%
肢210.6%
肢34.0%
肢48.1%
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:10.中小法人の資金計画
解説
損益計算書は、企業の一会計期間の売上の金額と、それに対応する費用の金額、および企業活動によって得られた利益などの経営成績を利害関係者に伝えるための財務諸表です。企業会計における○○利益という言葉には「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「税引前当期純利益」「当期純利益」があります。損益計算書では上から下に向かって各利益の計算過程が明確にわかるようになっています。まず、売上高から売上原価を減じたものが売上総利益(粗利益)で、さらに売上原価のほかに発生した費用(販売費・一般管理費)などを減じたものが営業利益です。この営業利益に、本業以外の収入と支出(受取利息や支払利息などの営業外損益)などを加減することで、経常利益が得られます。
経常利益は、さらに特別損益(固定資産の売却益や災害損失)などを加減して税引前当期純利益となります。
税引前当期純利益の金額をもとに、納める税額(法人税・事業税・住民税など)が算出され、この税額を減じることでようやく企業が一会計期間内にあげることができた当期純利益が算出されます。つまり、(ア)売上総利益、(イ)営業利益、(ウ)経常利益、(エ)当期純利益 が適切な組合せです。
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